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小説の書き方(素人)

文章の基本マナー

段落と改行

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 段落は文章の集まりです。段落の終わりでは改行(リターンキー)をして、段落の始まりでは『 』スペースを打って字下げするのがルールです。
 段落の切り替えポイントは主に4つが考えられます。

1.「」や()
2.シーン(場面)が変わった
3.主語(主体)が変わった
4.登場人物or作品の考え(流れ)が変わった

1)
 橋の上に、長槍をたてた黒豹のような姿があらわれた。
「ここだ、孫兵衛。--そちらに回れ。ーー」
 犬とともに、なおひきながら、具足丈之進はさけんだ。
 『柳生忍法帳・上 作:山田風太郎より』

2)
 般若面の女は立ちあがり、肩で息をしながら、ぬれたからだをぬぐった。それから、あるき出し、階段のある方角の唐紙をあけた。彼女の任務は終わったのである。
 そこに明成が立っていた。明成ばかりでなく、漆戸虹七郎、香炉銀四郎、具足丈之進、鷲ノ巣廉助の顔も見える。
 ※女が1人で歩いてる場面から、明成らが登場するシーンに切り替わっている。
 『柳生忍法帳・上 作:山田風太郎より』

3)
 しいんと凍りつくような仏殿の中に、武士はからからと笑った。しかし、その嘲笑に奇妙な明るさがある。
 千姫が何かいおうとしてひざをすすめるよりはやく、七人の女のうちから黒い蝶みたいに飛び立ってきたものがある。ただひとり、頭を青く剃った尼僧だ。
 ※主体が十兵衛から尼僧に移っている
 『柳生忍法帳・上 作:山田風太郎より』

4)
 しばらくしてから、三四郎は漸く「偉大なる暗闇」を読み出した。実はふわふわして読み出したのであるが、二、三頁来ると、次第に釣り込まれるように気が乗ってきて、知らず知らずの間に、五頁六頁と進んで、ついに廿七頁の長論文を苦もなく片付けた。
 (中略)
 しかし次の瞬間に、何を読んだかと考えて見ると、何にもない。可笑しい位何にもない。ただ大いにかつ熾に読んだ気がする。
 ※論文を一気に読んだが、よく考えると中身はたいしたことに気づいた=三四郎の意識が変わっている
『三四郎 作:夏目漱石』

 1~3はわかりやすいと思います。
 問題は4で、色々な小説を読んでいても段落が変わっているパターンとそうでないパターンがあります。とりあえず”だが”や”その一方で”のように考えが転換する場合では改行を入れて、段落を作ると良いでしょう。(半信半疑)

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