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小説の書き方(素人)

準備編

時系列をまとめよう

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 あらすじについて考えたら物語の時系列についてまとめましょう。
 年表形式に表せば物語に思わぬ落とし穴(抜け)がないか確認することができます。
 意外に多いのが移動にかかる時間や情報の伝達にかかる時間を見落としていることです。
 例えば殺人事件があったとして、実際に被害者が殺された日時と発見した日時を時系列で決めておけば、死体が発見されたときに腐敗がはじまっているのか、まだ死後硬直すら始まっていない直後なのか迷うことなく書き進めることができます。

 以下は、山田風太郎の『柳生忍法帳』の簡単な時系列です。

寛永4年:加藤嘉明が会津40万石に移封
  ↓
寛永8年:加藤嘉明が死去。嫡男の明成が後を継ぐ。
  ↓
寛永10年ごろ:明成が鷹野で狙撃される。芦名衆が接近するきっかけになる。
  ↓
寛永18年:堀主水一門が会津藩を脱出する
  ↓
寛永19年・春:会津7本槍が堀主水らを捕縛して東慶寺にいる女性を惨殺
  ↓
10日ばかり後:沢庵和尚が柳生十兵衛とともに東慶寺にやってくる
  ↓
事件から二月以上後:般若面をつけた十兵衛が、江戸にある会津加藤家の上屋敷に潜入する
 
 物語と直接関係ないことも時系列に書いておくと後々たすかります。

 今回は年表のように大きな出来事だけを並べましたが、推理小説など短い期間に複数の登場人物が入り組む場合には、人物ごとの行動表を作ると良いでしょう。とくに表には出ない重要人物(犯人など)の詳細な行動は物語にリアリティをもたせる意味で重要です。まちがえても犯人がA地点からB地点にワープしたりすることのないようにしましょう。

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